環境問題と資源回収事業

 資源循環型で環境に負荷の少ない経済システムの構築を目指し、 グリーンGDP、 環境アセスメントへの取り組み等、 環境政策は激しく展開されている。 また、 グリーン調達、 環境会計、 環境報告書・広告等、 企業の環境への積極的な対応も最近目立つ。 更に、 リサイクルシステム導入のキーとなる環境に理解のある消費者=グリーンコンシューマー育成のための啓蒙活動も各地、 機関で行われている。

 長年リサイクルに携わってきた資源回収業者にとって、 このような環境保全への意識の高まりはもちろん大歓迎だ。

 しかし、 資源物市況の悪化による利益率の低下、 更には運送業者の資源回収業への参入による競争の激化等、 業者を取り巻く経営状況は厳しさを増し、 また、 既存の回収システムに根本的な見直しを迫っている。


ビジネスとしてのリサイクル問題

 各資源回収組合の主な事業は、 行政からの委託等による資源物 (紙類、 缶・金属類、 ビン類、 衣類、 ペットボトル等) の回収、 選別である。 その他、 環境をテーマとしたイベントや自治会に対する講習会の開催、 広報誌の発行、 ホームページの開設、 リサイクル製品 (トイレット・ティッシュペーパー、 コピー用紙、 ウェア) の販売・紹介といった事業も活発に行われている。

 この資源組合のうち、 県央・湘南地域で活動している6組合が会を結成、 環境・リサイクル問題に関し自主的な研究を続けている。



組織運営の基本はフリー

 研究会のメンバーは現在6組合であるが、 参加は原則自由。 会は年に4、 5回、 各組合の持ち回りで開催される。 会長や役員は特に置かず、 会則等による拘束を避けた、 自由で緩やかな運営となっている。

 活動内容は、 講師を招いての専門テーマの研究もあるが、 懇親・人事交流、 情報交換が中心である。

ビジネスチャンスを掴まえろ

 情報・通信、 医療・福祉に並ぶ三大マーケットのひとつで、 2000年には約23兆円 (通産省予測) といわれる 「エコビジネス」。

 資源物の広域処理、 リサイクルショップの運営、 新製品・新サービスの開発といった事業拡充の可能性を探る、 そのようなベンチャー精神溢れる取り組みが業界の課題となっている。

 リサイクルに携わる経営者が自主的に集まった当研究会。

 21世紀の成長産業であるエコビジネスの分野で、 その恵まれたポジションと行政との繋がりという財産を活かし、 新たな分野を切り開くキッカケ造りの場となることを熱望する。


▲次回担当大和資源回収協組のホームページ

URL:http://www02.so-net.ne.jp/~reyamato/