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県内のシール印刷業からなる当組合では、 シール業界の向上に力を入れており、 見本市への出展、 人材確保事業を実施している。 最近では、 環境問題に取り組み、 シールの 「ゼロ・エミッション」 構築を目指し、 注目されている。 |
●組合設立の経緯
シールは、 その用途により様々な種類があるが、 これらを印刷・加工するには、 高度な技術が必要で、 この中には特許となっている技術もあった。 しかし、 特許を使用するためには、 既に設立されていた他県の組合に加入しなければならなかった。 そこで、 特許管理の効率化と県内の企業間の地位向上を図り、 『神奈川による、 神奈川のシール作り』 を行うため、 当組合が設立された。
●組合を通じて業界向上に貢献
当組合は、 シール業界の向上に力を入れて事業活動を行っている。 まず、 共同宣伝事業として、 例年見本市に出展しており、 本年も2月に、 パシフィコ横浜で開催された 「テクニカルショウヨコハマ'99」 に出展し、 シール業界のPRに大きく貢献している。
また、 平成4年から9年まで、 雇用促進センターの協力を得て行った 「人材確保事業」 も業界の地位向上に大きな貢献をした。 これまで、 当業界では、 従業員の確保とその定着が大きな課題であったが、 この事業による労働環境整備の啓蒙活動により、 就業時間週40時間達成など、 魅力ある職場作りに大きな貢献をした。
さらに、 当組合では青年部も技術研修などを中心に積極的に活動している。 技術革新が激しいシール業界では、 こうした青年部の活躍は、 組合活動のボトムアップにつながっている。
● 「ゼロ・エミッション」
を目指す
さらに、 当業界では、 シールの印刷工程から出るセパレーター (シールの台紙) やシールカスなどの廃棄物のリサイクルが課題となっている。 これまで、 多くの廃棄物は処理業者に委託し、 焼却処分されている。 しかし、 処理費用の削減と資源の有効活用、 さらに最近話題のダイオキシン発生問題もあり、 焼却処分以外の処理方法を業界全体で模索していた。 そこで当組合では、 本年度、 本会助成事業の活路開拓調査・実現化事業を使い、 これらの廃棄物を資源として有効活用する道を検討し、 シール業界の 「ゼロ・エミッション (廃棄物を他の産業の原材料に活用し、 結果的に廃棄物をゼロにする)」 の行動に向けた、 ビジョン策定に当たっている。
既に当組合では、 リサイクル可能な梱包テープの開発・販売を行ったという環境問題への取り組みの実績がある。 これに今回の 「ゼロ・エミッション」 の取り組みと相まって、 「地球にやさしい 『ものづくり』」 の動きが、 さらに加速することを期待したい。
(訪問者:工業部 若林秀一)
